Hinode LaboBlogビジネスベトナム人と仕事をする上で成功するには何がコツになるのかを解説していきます!

ベトナム人と仕事をする上で成功するには何がコツになるのかを解説していきます!

IT、製糸、製造、精密機器業界など様々な分野で日本とベトナムの協力が注目されています。日本からの技術者や責任者がベトナムに行ってまず初めに直面するのがそのコミュニケーションの難しさです。そこで今回は、ベトナム人と仕事をする上で成功するには何がコツになるのかを解説していきます。

ベトナム語にチャレンジ

筆者がベトナム人とのコミュニケーションで一番大事にしている事は、ベトナム語にチャレンジするということです。
注意をしておきたいのは、これはベトナム語で業務ができるほど上達しなければならないと言う意味ではありません。
日本人にとって外国語はあまりなじみがないので、イメージしにくいのですが、コミュニケーションにおいて相手の言葉にチャレンジするというのは、その挑戦以上に大きな意味を持ちます。

異なるナショナリティーを持った相手の前で、相手の言語を使って人と関わろうとする事は、間接的に相手の文化背景やナショナリティーを理解して歩みよろうとしていることを意味します。

そのため実際に、ベトナムに行ってベトナム語で挨拶をしたり、ベトナム語でちょっとした会話を持ちかけたりするとベトナム人はすごく喜びます。

特にベトナムでは、ベトナム人の方が外国語を話すことが当たり前になっています。
この背景としては、近年外資系企業がベトナムにオフィスを出すにあたり、外国語ができる人材を求めているという実情があります。
そんな中で、日本人がベトナム語を使ってコミュニュケーションを取ろうとする事は、相手にとってかなり良い印象があります。

パーティーを企画して仲良くなろう!

日本に住んでいると、職場での飲み会や社内でのイベントにあまり気が向かないと言う意見をよく見かけます。
これは現代の若者が人とのコミュニュケーションをあまり好まないという日本での傾向が理由かもしれません。
それに対してベトナムでは、友達や家族、職場の人など周りの人間と常に一緒にいることが当たり前です。
必然的に、職場での仲間との飲み会や、パーティー、ちょっとした旅行等はベトナム人にとって大事なコミュニュケーションです。

実際に筆者の経験では、日本人のリーダーがいくつかプロジェクトが終わるごとにパーティーなどを企画すると、ベトナム人のメンバーはとても喜んで参加をしていました。
この時に注意ですが、ベトナムの社会では年長者が下の者の上に立つ年齢階級社会の文化が色濃く残っているため、パーティーを開く際に日本人のリーダーは、必要な経費をすべて持った方がよいです。

会場などは日本食や外国の料理よりも、地元のお店が好まれることが多いので、ベトナム人のメンバーにお店のおすすめを聞くのが無難です。

そして、パーティーを企画するだけでなくベトナム人からホームパーティーなどに招かれた際もぜひ参加してみましょう。
ベトナムでは、家を建てた際や旧正月明けなどおめでたいことがあるときにパーティーをよく開きます。

旧正月のお年玉でベトナムの新年を祝おう!

旧正月

ベトナムの文化や年間行事は中国からの影響を色濃く受けています。
そのため、ベトナムでもマレーシアや韓国など、中国文化に影響を受けるほかの国と同様に、旧正月のお祝いをします。
日本ではあまりなじみがありませんが、実は旧正月と言うのは中国や韓国などの国ではかなり大事な行事です。
この期間はベトナム人にとって1年で1番大切な時期に当たります。
日本のお正月と同じように、ベトナムの旧正月でもお年玉を配る文化があります。

そのためプロジェクトに従事する日本人のリーダーは、日本でいうポチ袋のような小さな袋に現金を入れてメンバーに渡してあげると喜ばれます。

旧正月はベトナム人のアイデンティティー形成においてかなり重要なポジションを占めていることから、こういった旧正月のイベントなどに積極的に参加をする事は相手への理解を示すことにつながるので必ずリスペクトしてあげましょう。
お年玉の金額は、だいたい一人当たり500円から1000円くらいが相場です。

お土産作戦で会話のきっかけを作ろう!

最後にお勧めしたいのがお土産作戦です。
ベトナムは年々豊かになっていく国ではありますが、まだまだ旅行へのハードルは高いといえます。
ベトナム人同士でもベトナムの国内を旅行した際にはお土産を買って、職場の同僚や友人に配る事は一般的なので、日本人も日本に帰国した際やアジアの国々に旅行に行った際はお土産を購入することをお勧めします。
なお、ベトナムでのお土産は日本と違いシェアスタイルがメジャーなので、個包装の食品などにこだわって選ぶ必要はありません。
お土産を買っていくと、それだけでどこに旅行(あるいは日本への帰省)をしたのか話す良いきっかけになります。