Hinode Laboニュースプレスリリースベトナムのシステム開発会社「TOMOSIA VIET NAM Co., Ltd.」へ出資

ベトナムのシステム開発会社「TOMOSIA VIET NAM Co., Ltd.」へ出資

ベトナムのシステム開発会社「TOMOSIA VIET NAM Co., Ltd.」(本社:ベトナムハノイ、ダナン、代表取締役社長 AnhLuuTuan、 以下トモシア社)と、Webシステム・アプリ開発のオフショア開発事業を主とする、海外BPO事業に関して、資本業務提携(以下 本提携)を締結致しました。また、当社を割当先とする第三者割当増資の実施を本日開催の取締役会で決議致しました。

背景

代表のAnhLuuTuan氏(ベトナム人)と出会ったのはビジネスマッチングサイト上でした。彼のポートフォリオや経験、ご学力、そして何よりプログラミング能力に、自分のエンジニアとしての自信を失ったことを今でも覚えています。
さらにベトナムは人口9000万人を抱え、平均年齢は30歳前後と、「若い人材」が極めて多い状況であり、日本の平均年齢48歳という数字と比べると、労働人口の多さが強みであり、また国としてもIT事業者を後押ししている状況です。
弊社も当初は日本国内でエンジニア採用を試みましたが、あまりの採用難に海外ベンダーとの資本業務提携に踏み切ることにしました。
これにより、急なご依頼であっても、追加で10人、20人といった規模感でエンジニアを即座に供給できる体制が整い、弊社はそのマネジメントセンターとして機能します。

日本のエンジニア採用状況

人事、採用担当者であれば、自社のサービス開発のために、日本人のエンジニアを採用することに非常に人的・金銭的費用がかかっていることをご理解頂けると思います。
2019年5月の技術系(IT/通信)転職求人倍率は、7.96倍。(【出展】DUDA転職求人レポート)
つまり、8求人出して1求人が内定が決まるということです。
そして、経済産業省の分析によると、現在のIT人材は約90万人ですが、この状態ですでに17万人以上が不足しているとされています。
また、2019年からは産業人口が減少傾向になると推測もされているのです。
さらに、2030年には59万人のIT人材の不足が予測されています。
これでは採用担当者の業務負荷が一向に解放されません。

IT人材の中でもエンジニア系職種の人材において、よりよい条件を求めて転職しやすいため、
「せっかく育ってきたのに。。」
「せっかく自社のシステムの仕組みを理解してきたのに。。」
といった社員の退職に悩みを抱える企業様は、弊社のクライアントでも多数います。

また、新しい技術や、最新の環境で開発ができることが、自身のキャリアアップに繋がるため、
「納期に間に合わないので、妥協してこういう技術を使ってください。」
「良くない方法ですが、このように実装してください。」
こうした指示が続くと、よりスキルアップできる会社を目指して身軽に転職したくなってしまうエンジニアは多いと思います。
こうした日本のエンジニアの採用状況が極めて困難な状況であるため、もはや
「オフショア開発 = 安く開発する」
というただ1つのニーズを満たすだけの選択肢ではありません。
コストメリットも享受しつつ、採用課題、日本人エンジニア不足を解消するために、外国人と一緒にシステムを開発していくという考え方を合わせ持って、オフショア開発を検討することが、お互いの理解に繋がり、プロジェクトを円滑に進める上で重要なことだと考えています。

経営者・開発責任者・人事担当者様
・エンジニア不足でいつも忙しいと感じている
・海外BPOやオフショア開発をしているが、マネジメント、コミュニケーションに課題を感じている
・IT人材の採用活動に苦戦している
・海外BPOやオフショア開発に興味がある
・企業のIT戦略/DX化を加速させたい

そんな方々に、ベトナムオフショア開発の現場をお届けできればと思っています。